テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき -47ページ目
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PS3の怪しい噂

PS3について、そのコアであるCPU“cell”について怪しい噂がある。

何やら、そのCPUはちゃんと完成していないんだとか。


PSPについても仕様でCPUが333MHzと記載されていたが、実際には233MHzでしか動作しない事実ががあったので、そういう噂があってもおかしくないと思う。


また、cellについては東芝とIBMの共同開発という外部製品である。

その『外部』という部分だが、ソニーは過去にグループ会社であるソニーピクチャーズが、映画制作を開発会社に丸投げしていた実情から倒産直前にまでなったという例があり、外部開発が果たして大丈夫なのかという部分もある。


ソニーピクチャーズは幸い、現社長であるハワード・スリンガー氏の手腕によって立て直されたので何よりだが、もしその開発を過去のように丸投げしていたら、実際には『動作が安定しない』という苦情がでるのかも知れない。

何にせよ、今のソニー製品は不良が多いという実情がある中で、コアCPUの成功が大事である事には変わらない。


また、その噂が肯定される噂もある。

それはPS3用ソフトを開発しているトメーカーではいまだにPS3のスペックが把握できず、ツールの開発ができずに四苦八苦しているという事だ。

ツールというのはPS3ソフトを作るためにのソフトの事。

何やらcellの情報がメーカーにとって当初の予定から大いに遅れているという事がそこにはあるみたいだ。

E3より今後のゲーム業界を紐解く

エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポが、開催されています。

俗に言う『E3』です。昔は、家電製品の見本市でしたが、今ではテレビゲームの見本市として世界一の規模となっています。


さて、次世代機のモデルがそれぞれのメーカーから発表されました。

全ての次世代機のコントローラーがワイヤレスとなり快適なゲームライフを送り届けてくれるようです。

ゲーム業界という視点から映像業界・音楽業界を切り離して見た時、注目すべき次世代機はやはり任天堂のレボリューションだと私は思います。


今回の発表前から『異質な遊び』を提供すると言っていた任天堂ですが、基本的に今ある技術を普通に応用したゲーム機であって、それほど異質なものではないものでした。

しかしながら、X-BOX、PS3と比べると遥かに異質な遊びを提供するのは間違いないようです。


何がどう異質なのかというと、突出している下位互換とインターネットの利用についてです。

他の2機種も同様に下位互換を果たしていますが、こちらはFCやSFCといったディスクROMではなかったゲームが、ネットからダウンロードして過去に発売された任天堂ソフトがほぼ全て遊べる仕様となっている事です。

これは今の中古市場にある問題を解決してしまうほどに画期的なものなのです。

他2機種についての下位互換は中古販売店で安く売っているゲームを使用する事ができますが、それだとメーカーに売上の還元はありません。

しかし、このダウンロード形式だとメーカーに売上の還元ができるということです。

また、任天堂以外のメーカーのゲームもダウロードできるようになっている事から、過去にFCやSFCでゲームを発売したメーカーにとって、その作品が『お金』という価値を再び持つ事を指します。


今では新作を作っても売れないという問題が業界に蔓延しています。しかも、中古市場があるおかげで、新作の売上を阻害するという形になっており、また高騰を続ける開発費が新作を作る事の上で大変なリスクとなり、企業存続のネックとなっているという状態です。

新作を作ることが企業の発展にとって大事な事ですが、そのリスクがあまりにも大きくなり過ぎているという死活問題が、業界にはびこっているわけです。


また、この据え置き型は無線LANを内蔵し、インターネットに接続する『ケーブル』を必要としない上に、どうも任天堂が言うにはISP(インターネットプロバイダー)への加入の必要性がないようで、タダでインターネットを使えるゲームとなりそうな物のようです。

過去に、ローソンのロッピーや古くはディスクリーダーという形でそれまでにはなかったゲームの売り方を提供する任天堂の本気が窺えます。


任天堂のDLして遊ぶという形は、それこそ中古販売店にとって死活問題となりうるものですが、それ以前にメーカーが潰れれば販売店も元も子もないので、縮小を続けているといわれる日本のゲーム市場に起爆剤を落とすというような形となるかもしれません。


この中古市場問題に過去に真っ向から立ち向かったSCEは、売れなくなった新作に新たな価値をつけるような形でソフトの供給数を増やし、いわゆる『廉価版』を販売して、ユーザーを中古市場から新品市場へと持ってこさせ、中古の魅力を半減させるという理由をもっての販売戦略でしたが、それはユーザーの拡大を増やす事に大いに成功しましたが、増え続ける供給数によって、余計に中古市場が充実してしまい、逆に昨今のような新品市場の縮小となるものでした。


そんな形で、決して解決する事のなかった中古問題に任天堂がついに動き出したということ。これほど、業界として元気の出るニュースは今回のE3には他にありませんでした。


さて、この据え置き型さえあれば、過去に発売されたゲームを中古屋に探しに行く必要がない事を指し、いくつかレアになっているゲーム、例えば『ファイアーエムブレム トラキア776』が適正な価格で遊べる事を意味します。

これはゲームユーザーにとってかなり期待の大きいものではないでしょうか。

PSPには期待していたから

 当初から、販売店として見たとき『PSPは年末じゃなくてもかなり売れる』という自負があったので、今年は良作が揃った市場があり、供給過剰的な状態だったので無理をしてまで発売して欲しくなかった。

 ソフトが供給過剰になれば新作が値崩れを起こし、そうなれば当然のように中古の価格の下げも早くなり、結果的に損をするお客さんが多くなる。

 また、本体をいくら売っても利益が出ない世界なので年に一番市場が盛り上がる時にそういったもので店の利幅を圧迫して欲しくはなかった。
 しかし、PSPで遊びたいゲームがある人に対して、早くそのゲームを遊ばせてあげる事がメーカーの良質なサービスでもあるし、早く出すことによって消費するお金のサイクルが早くなる事で企業活動がかなり順調に進める事ができるのもうなずける。

 ただし、数年前より六割も市場規模が減少したという業界において、メーカーよりも販売店が先になくなってしまうというのは肯けない。
 返品制度のない市場性故にゲームが売れなくても、その負債を抱えるのは卸売や小売店なのだ。

 これにより、メーカーはたくさんのゲームを作ることにより、たとえゲーム自体が売れなくてもどんなタイトルでも最低一本は仕入れる小売店がある程度あればメーカーの儲けに直決する。
 当然ながら、小売店もそういった手法に対してゲームの扱いを減らし、古本等を扱って売上を確保せざるを得ないのだ。当然、そうなればゲーム業界が縮小に繋がるのは当然である。何やら、デフレスパイラルと同じ感覚を覚える。

 なんでPSPの話になるのかと言うと、私はPSPには業界の活性化を期待していたのだ。ここ数年は4・5・6・9・10月になると期待できるゲームが出てこなかったりする。
 小売店はその辺りの営業をどう乗り切るかが重要にもなってくる。
 メーカーに対して言えば他社との競合がない分ビジネスチャンスでもある。私はそういった月にPSPを売って欲しかったのだ。最低でも期待できるタイトルが少ない来年の1月辺りで。

 で、当然ながら発売日が決まったのが発売日の一ヶ月前。ちなみに、その時点でソフトメーカー側に実機が届いていなかったという情報があったので、品薄になる事は簡単に予想された。私は、とある投票掲示板で当初はプレミアで+5000円は堅いとずっと言っていた事が今まさに起こっているのだ。

 発売から一週間が経った本日でもヤフオクではバリューパックが平気で3万円で売られたままだし(当日のPSPでのヒット件数約4000)、埼玉では4万を超える店も出ている。秋葉でも当然のようにプレミア価格で販売されている始末だ。少なくとも一万台以上はヤフオクの転売やプレミアで定価以上になっている事になる。

(実際の所、台数が少なすぎたので単品を税込25000円、またはオープン価格で売り、台数がある程度は揃うであろう来年3月あたりで20000円への値下げという販売戦略をとっていれば今回のような混乱はかなり抑えられたであろうし、あの価格でソニーは採算が取れているという話はおそらく300万台以上の出荷をする事によっての話だろうから、かなり急ぎすぎた感覚はあったと思う。正直な所、現在の業界で据え置き型トップのSCEはゲームの質が違うのだから、DSに対して普段通りに、余裕を持って構えていた方が販売店としては友好的に捉える事ができた。逆に言えば、DSがそれ以上の危機感をPSPサイドに持たせたのではないかとも思える。)

 そして、PSPはUMDという独自の技術を採用しているとはいえ、中身はMDと同じ様な感じの『駆動』式によってソフトを動かすものでかなりの精密機械といえるし、何よりもウリである液晶画面の大きさが他の部品の場所を取っている事も容易に分かった。もしかしたら、輸送途中で壊れるなんて事もありえるかもしれないと。
 しかも、急遽発売日が決まったようなものなので、検査体制もままならないだろうし、現場はかなり急ピッチなハズだからキズや埃が液晶についていたりの初期不良がかなり出るのではないかとの予想もかなりあった。

 現実として、初期不良もそこそこの数が出ているようである。これはPSP関連の各掲示板を回って見て独自に予測して見た数値だが、その数は全体出荷の最低3%はあるだろうと。
 初回出荷が20万台と伝えられているから、その数はなんと6千台にも上る。

 結果として、PSPを手に入れる時に何らかの損をしたお客さんは国内で16000人以上はいるという規模だ。(初期不良で買った人は、品薄で店頭在庫がない事により、交換もすぐには行えないという自体なっただろうし、せっかく買った日に遊べないという事はかなりの迷惑でもある。更に並んでまで買ったとなれば最悪だ。)
 しかも、そこはゲーム機なので50代以上の人間で買う人は少ないだろうし、値段的な見地から10歳以下の子供が買う事もないだろう。それを踏まえ、国内に住む11歳以上49歳以下の160000人が不満を抱えたのではないかと思うと実にぞっとする話だ。

 結局の所、きちんとした情報をもっていない弱者が損をしているのである。

 PSPの登場により業界の活性化は一時的に行われたが、その活性が落ち着けば、損をした人たちのゲーム離れはさらに進んでいくだろうし、今回の出来事はそれを早める事になった(インターネットのそこかしこで行われているネガティブキャンペーンがそれだ)のではないかと言う事を私は1ヵ月以上前に予測していたのだが、こうして現実に目の当りにするとつらいものである。

 私はこの業界が好きだからこそ、この業界の盛り上がりは大事だと思っているし、それ故にPSPに対しては愛憎があるのだ。今後はこの活性を持続できないと今後の業界は更に厳しいものになるだろう。

 おせっかいかもしれないが、現在のPSPで手にしている確かな情報は『構造的な問題がある(ボタンの配置による部品のずれ)』『来年二月あたりまでは同じ型が出荷される』という事だ。PSPをクリスマスプレゼントで買うなら仕方がないとして、販売店として見たら、現在出ているソフトにあまり魅力を感じない(本体に魅力を感じる)という方は来年の3月あたりまでは様子を見るのが賢い方法かもしれない。

 PSPは残念ながらバッテリーが思った以上に短い(みんゴルで4、5時間だが真・三国無双だと一時間とちょっと)から、携帯ゲームとしては不便かもしれないし、少なくとも来年の夏あたりまでにはバージョンアップ(バッテリーのパワーアップや動画の対応再生方式が増えるかも)があると思うのでそれを待ってもいいかもしれない。

↓ついでに業界のPSPとDSに対する認識↓
 最新のファミ通でPSの歩みが紹介されている。年ごとにPSのキャッチフレーズや売れたゲームの本数が書いてあるのだが、注目はPS2が販売された翌年からのテレビゲームの本数である。
 昨今の音楽業界と同じ様に、一目で販売本数が激減しているのが分かると思う。これはPS2によってDVD市場が出来上がり、その市場がゲーム市場を喰っている事を顕著に示すものだ。
 PSPも動画が楽しめる事に事により、同じ様な状態が今後起こる事も予想されうる事である。当然、ゲームを作るクリエーターにとって市場の縮小は死活問題になる事だし、PSPのゲームはPS2のゲームを作る事と対して変わらず、新しいアイデアを持ったDSの方が、クリエーターはゲームを作りやすいと言える。今後、優良なクリエーターがDSでゲームを作れば、当然のようにDSに優良なゲームが集まるという事にもなる。
 また、開発コストの問題がそこにはあり、PSPのソフト制作はPS2のソフト制作と同じ様に1本1000万からちょっと力が入るだけで億単位になってしまうそうだ。DSは64の開発ツールと同等程度のもので安ければ600万円程度(作りこめばさすがに一億は超えるそうだが)で済むそうで。現状、新作ソフトがあまり売れなくなった業界でサードパーティーがDSにPSP以上に参入しているのはそういった現実もあるのである。
 DSの初期不良は0.5%以下。国内60万台はすで売っているので300人程度、これは20万台のPSPの三倍の売上本数でありながら、なおかつ初期不良はその1/10。しかも、次回入荷や店頭に在庫がすぐあったりするのですぐに交換できる。よって、販売店ではニンテンドーDSの方が断然にウケが良い。なので販売店がDSを薦めてきてもごく自然な行為でもある。

 ちなみに、先日発売されたテイルズオブリバースはドラクエの発売があった分もあり、予想以上にたいていの小売店で売れ行きが悪いです。年明け後に新品が5000円以下で売られていても不思議ではないくらいです。
 GCのスーパーロボット大戦もかなり苦戦しているようで、丁度それを買う層がPSPの購入層とも重なっている事により、某店ではすでに市場適正価格より1000円安く売っているような状態でした。やはり、年末商戦とはいえ供給過剰なようです。

 蛇足ですが、トヨタの話。
 とある車を売ったら人気が集まりすぎて、ディーラーがプレミアを付けて売った事により、お客さんが損をした事があったので、年内に発売予定で人気が集まったハイブリッドのハリアーとクルーガーが米国でのプリウス人気もあって品薄になる事より、以前のようにならないよう発売を来年に延期しました。
 早く欲しい人にとっては残念でしたが、どのお客さんに対しても同じようなサービスを展開できるよう地に足をつけ、お客さんの損にならないよう地道に商売をしています。PSPも見習って欲しかったね。

PSPは話になんない

12日に発売するPSPは一般受けはいいのですが、商売として全く話にならない状態です。

まず、入荷台数。
ニンテンドーDSが初日に30台入ってきたのに対して、PSPはバリューパックを含めて6台。内訳は単体が2台のバリューパックが4台。すでに、ヤフオクではバリューパックが3万円で売られている始末。
その6台に対して入荷するゲームソフトの本数はなんと30本。ゲームソフトの発注は本体とは別の発注であり、しかも本体より先に初回注文をしなければならなかったので仕方が無いといえばそれまでだが、こうまでSCEの出荷台数が少ないとは思わなかった。

なにやら、発売日に20万台を出荷すると言っているが問屋筋の話では発売日に1台も入荷しない(分配できない)店もあるらしく、どうやら実数は15万台程度らしいという話。ふざけるなである。
しかも、こういう状態になれば『たちまち本体だけは買っておこう』というお客さんも当然のように出てくるのでゲームソフトがほとんで売れない…可能性として全く売れないかもしれないことも考えられる。

先日、ニンテンドーDSが本体1に対してソフトが1と書いたがPSPは本体1に対してソフトが0.7ぐらいなのが現状の状態だ。少なくとも25本のゲームが店の負債として売れ残るのである。
問題はこれだけではなく、発売後の次回入荷についてだが、これが全くの未定。
そして、SCEは年内の出荷台数の予定数を全くだしておらず『できるだけお客様の手元にお届けできるように万全の体制で臨みます』との事のみ。
実数が出ないので販売店としてお客様に今後の予定を伝えようがないのだ。

正直、私はPSPの国内成功ラインは来年度内に200万台とみているのだがしばらくは本体そのものがないので微妙な所になってきたと思っている。結局は映像ソフトのFF7アドベントチルドレンが出るまでは様子見になるのが一番なのかもしれない。

あとPSPには疑問点があるのだが、バリューパックの出荷台数が全体の半分以上となっているので、単体では単価を200円ほど下回ってるいるように思う。
バリューパックを売ることでソニーは+2000円程度の利益が出るようになっているのだろうなと。
確か、原価割れして売ることは独禁法に抵触する恐れがあるのでは?
それならそれで、発売日が少しでも延びてちゃんとした台数を出荷して欲しいものだ。

ニンテンドーDSが好調です

一般の方々が思っている以上に売れています。
日本より先に発売された北米ではすでに70万台を突破するそうで、国内の初日出荷台数30万台はとうに消化され現在は50万台に上るそうですから全世界で120万台はすでに売っている計算になります。
任天堂の来年度で全世界で500万台の出荷を目指すというのはかなり早く達成されそうな勢いです。さすがに、当店も品薄の日が続きます。しばらくはこの状態が続くようですが、ゲームを愛する自分にとってはうれしいのだから仕方がないかと。一応、売れ切れたら次回入荷の予定がちゃんと立てられるあたり、任天堂のトップの方が年内に100万台出荷すると言っていた事が嘘ではないのを確信できます。
そして、ゲームショップの店長として気になるのがゲームソフトの売上なんですが、たちまち国内の一週間総販売本数は本体1に対してソフトが1というような状態。要するにDSの全タイトルで50万本を記録しているようです。とても順調で、この台数はファミコン出荷の時と同じ様な状態だとか。

とりあえず、ドラクエ入荷

昼の一時半に届いた。思っていたよりも早かった。
とりあえず、予約者の方へはさっさと渡す方向で・・・。
明日入荷分が夜には届いたので、そこからは一般販売も含めて売ることに。明日の仕事が少しは楽になったかな?

ドラクエの入荷日前日

明日はドラクエの入荷日。発売日は明後日だけどフライング販売をする気満々です。
とりあえず、その辺りの準備をいろいろと。

東京だとフライング販売はやっぱり厳しいのカナ?
ま、そこは地方のいいとこだけどね。
スク・エニが何か言って来たら『もともと発売延期にしたあんたらが悪いんだ』とでも言ってやろう。
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