テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき -45ページ目

ファイアーエムブレム 聖魔の光石

まずはこちらのページ より。
ニュース自体は2週間前の記事。


ファイアーエムブレム 聖魔の光石 が2004年度に発売したゲームの中で総合満足度が一番高かったらしい。
正直、初回にある程度の本数が市場に出回っているので、販売店でも未だに新作が目につくが、これだけの評価があれば、自然と中古価格も値を直す事になるかもしれない。

私はファイアーエムブレム(以下FE)ファンだが、実はこのゲームをやっていない。
いや、正直に言うと遊べる時間がなかった。
FEのGBA版はまだ一作目の第15章の途中だ。
こういう結果が出ている限り、早く2作目の方も終わらせて遊びたいものだ。

ちなみに、その前の年で一番総合満足度が高かったゲームはGCの『テイルズオブシンフォニア』だったりと、ここに出てくるゲームはどれもそれなりに遊べるものばかりだ。

テイルズオブシンフォニアはGCから発売一年経ってのPS2への移植だったが、その販売本数・中古価格の変遷からその面白さは充分に伝わる物だ。

PS2版発売時には、周囲の販売店がそういった部分で発注数を抑え気味にしていて、しっかりと多目に仕入れていた私の店では品切れを起こさずによく売れたのが記憶に鮮明に残っている。

しかも、中古価格ば地味に値段を落としつつも、他のRPGとは比べ物にならない程に高値を長期に渡って維持していた。


脱線したけど、話はゲーム白書の方へ戻る。

この総合満足度は今年もそうだったように二年連続で一番がPS2のゲームではなかった。
それは、PS2にそれだけライトユーザーが多かったためだろう。
PS2ではないハードの回答者というのは、

『もともとゲーム好き』

が多いので、そういった部分では聖魔の光石は得したと思う。

それにファミ通というのはFE好きが多いので、こういう結果になりやすいのだう。
しかしながら、ゲーム好きが選んだ中でトップになったのはそれだけ任天堂のゲーム作りもしっかりしているという事を示しているとも思う。


何はともあれ、ここのトップ10に入っているゲームはどれも昨年を代表するゲームばかり。

もし、遊ぶものがないという状態になったら、こういうのを参考にすると良いと思う。


ただ単に、私は発売日に買ってから手をつけられなかったゲームがこういう評価を受けているのが、非常に安心でき、うれしかったのでここに書いてみた。

ちなみに、メタルギアソリッド3は株主優待版の方を所持。

グランドセフトオート3の規制に対して、カプコンが提訴の構え

神奈川県で詰問され、有害図書指定を受けたグランドセフトオート3 に対し、

カプコンは法的対応(いわゆる裁判)の構えを見せています。

カプコンのホームページ より、その声明が確認できます。


要は『誰が詰問してどんな議論があったか』につきると思います。

今回の出来事に関しては、とある団体が『このゲームはよくない』と判断し、反対議論がそこにあったかどうかについてが私達一般には不明のままです。

詰問されたものを何の議論もなしに受け入れた『神奈川県議会』にも問題があるでしょう。


規制する利点があるのかどうか?

科学的根拠はあるのか?

言論の弾圧になっていないか?


といったいわゆる反対意見=議論が行われた上での規制ならば私も許されると思います。

しかしながら、今回の規制は『詰問した団体の主観』によって規制されたという感じが拭えません。

たまたま『このゲームは18禁にした方がよいと思った』という人が団体で発言して、神奈川県議会はそれをそのまま受け入れただけという構図では、今後も同じ形で言論の弾圧が考えられます。

そうなれば国の不利益につながると思いますし、こうして私達が書いているブログも『とある人の主観』によって規制対象に晒されるかもしれません。

当然ながら、私はそれに断固反対ですから今回のカプコンの姿勢を支持します。


もし、裁判になれば詰問に至った経緯が詳細に語られますので、そういった部分では非常に一般的にも注目なニュース思います。


また、今回コンピーターエンタテイメントレーティング機構(CERO) が蔑ろにされたのは間違いないと思いますが、当の団体は何ら動きを見せていません。

こちらにも何かしらの動きがある事を期待します。


ただ、このゲームに凶悪な描写があるのは間違いありません。

ですが、ゲームはストレスの解消には持って来いですし、中にはこういうゲーム も存在しますのでGTAだけに規制をかけるはこの団体があまりにもゲームに対して無知なのではないかと。


これでも私は18禁ゲームがコンシューマーで発売される事を支持するタイプの人間です。

ただ、それは18禁ゲームをメーカーが積極的に作ってくれる事を望み、今回のような形で18禁ゲームが作られる事には反対です。

かのエニックスや光栄も過去にはアダルトゲームを制作していましたしね。

ファミコンの発売以降、何故かそれは闇に没したまま ですが。

データイースト その②

昨日の続きです。

データイースト その①を参照 して下さい。


そして、マジカルドロップ。

データイーストはアーケードゲーム開発が主流の会社でした。

そのアーケード市場でデコが最後の花を咲かせたのがこのソフト。

このゲームは神宮寺とは天と地ほどの差のある大ヒットゲームです。


パズルゲームのジャンルとして見た時、ぷよぷよとテトリスの次に売れたソフトでもあります。


実際に家庭用で発売された機種を見ると、サターンからPS、PS2にドリームキャスト、そしてナントNEOGEOまで発売されているという、非常に多岐に渡って展開されたゲームですが、販売本数で見ると、やはり微妙です。


パズルゲームという特性もありますが、あまりにもゲームセンターで遊ぶゲームであったため、家庭用でわざわざ買うようなゲームではありませんでした。

ぶよぶよやテトリスのように老若男女に受け入れられないと実際に売れるかどうかは難しいので、販売のアプローチに工夫が必要だったのかもしれません。


そして、デコで一番売れたゲームと言えばやはり「メタルマックス」です。

SFCの時代に「メタルマックス2」を発売。ナント100万本の売上を記録しました。

キャッチコピーも「竜退治にはもう飽きた」で、正真正銘嘘偽りなく「面白い」タイトルです。


一応、今度、当時の開発スタッフも参加した上で新作METAL SAGA ~砂塵の鎖~ が発売されます。

これは期待大なのかなと?


そして、続けざまにファミコンの「メタルマックス」をリメイクした「メタルマックスリターンズ」も100万本突破と、二連続ミリオンを達成するという快挙を成し遂げています。


実はまだこの時、デコと呼ばれていませんでした。

このゲームのヒットをきっかけにこの会社の名前は大きく知れ渡ります。


そして、『デコ』の愛称が生まれました。


ただ、その後マジカルドロップのヒットまでに、

「変なゲームならまかせとけ!」のキャッチコピーで、

奇抜すぎて売れないタイトルを世に送り出し、『データイーストといえば変な会社』という、一般的にマイナスイメージを持つ会社となったのです。


当然、変なゲームというのはその手の人にしか売れませんから、実に売れないゲームを世に送り続けてしまったという会社でした。これは会社の運営方針が良くなかったんでしょう。


その後、慟哭やいくつかのゲームを発売しましたが、いかんせん発売時期が良くなかったと思います。


慟哭シリーズの2作目「Revive...~蘇生~」は、その手の人がDCを持っていない時期に発売したため、販売本数を10万本ぐらい損したゲームでした。

その時のDCはバーチャファイターやバイオハザードコードベロニカを目的で買った人が多かったため、その時はまだギャルゲーユーザーが少なかったんですね。


そんな感じで失敗を繰り返し、倒産していったデータイーストですが、その資産は非常に多いです。

昔のゲームを触る機会があれば、是非このメーカーのゲームを遊んでみて欲しいと思います。


また、慟哭シリーズは「有限会社スタジオライン 」の開発なので、そこの社長でもあらせられる原画家の横田守先生 次第で復活するかもしれません。


また、特に開発の人は移動が激しい業界なので、カプコンやケイブにデコの人達が結構いたりします。

デコゲーのリメイクが気になる方は、そういったあたりのメーカーにリメイクのリクエストを出してみると良いでしょう。

データイースト その①

特にコレといったゲームニュースが本日はなかったので、すでに倒産してしまった『東亜プラン』『コンパイル』、どこかへ消えてしまった『クインテット』といった辺りの会社を紹介したいと思います。


まず最初は『データイースト』。2003年夏に倒産しています。


代表作は「ヘラクレスの冒険」「探偵神宮寺三郎」「マジカルドロップ」「慟哭」など多数。

デコの名前で親しまれた会社です。個人的にファイターズヒストリーが私は好きですね。


さて、この会社の特徴を挙げると、どうしても『奇抜なゲーム』を発売する事が挙げられます。


『チェルノブ』はアクションゲームであるにも関わらず、後ろに移動できません

『もってけOh!ドロボー』は発売当時のデコの『変なゲームならまかせとけ』というキャッチフレーズが今でも鮮明に残っています。


多くのヒット作を世に送り出しながらも、倒産してしまった会社です。

実に恵まれていなかった会社だと思います。


神宮寺三郎シリーズは多くのユーザーに支持されていますが、実際に売れたかというとその販売本数で見た時、非常に微妙です。ですから、ヒット作というには実に間違っているソフトだったりします。


アドベンチャーゲームで良く売れた物の代表例はチュンソフトの「かまいたちの夜」ですが、

これの「2」は出荷本数が40万本に達し、実売で少なくとも35万本が売れています。


探偵神宮寺三郎の場合、実売本数というのは、1タイトルあたり実際は3万~6万本程度の規模です。これは全国平均、1店舗で3、4本という数字です。


非常に多くのユーザーから支持されているゲームですが、支持しているユーザーがコア過ぎて、一般的には全く売れないソフトと言っても過言ではないと思います。

また、アドベンチャーゲームという特性から、一度クリアされると中古市場で流通し続けやすく、中古ショップでよく売れてしまい、メーカーに儲けが還元されにくかったことも恵まれていなかった要因でした。


ただ、ネームバリューのあるタイトルなのでどうしても開発には力が入っている物ですが、それは開発費に高騰に繋がります。

よって、人気はあってもビジネスとして見た時に疑問符のあるゲームでした。


今のように携帯電話でゲームを配信できるようになっていれば、データイーストの大きな収益源として成り立ったと思います。


また、このタイトルはファミコン時代からもハードが変わり続けても、あえて出し続ける事によって「神宮寺シリーズ」としてのブランド力を身につけた非常に稀有なタイトルであったりします。


現在、版権を持ち開発を続ける「株式会社ワークジャム 」で、実際に15万本から20万本程度売れるソフトになって欲しいと思うソフトです。


やや長文になりましたので、データイースト② に続きます。

ドラッグオンドラグーン2の完成披露会より

さる、6月2日に東京お台場にて、

ドラッ゛オンドラグーン2 封印の紅 背徳の黒 の完成披露会が行われました。

他にたいしたタイトルのない6月16日に発売するあたり、スクエニの販売巧者っぷりが伺えます。

ソースはコチラ


前作ではクリアしても、報われないエンディングがあったり、かゆい所に手の届かないゲーム作りだったので、プレイしたユーザーにとって不満の残る物でした。

今作では、前作の反省をいかに生かしているのかが私にとって気になる部分です。


さて、今作は声優陣を多くの俳優で固めているので、そのあたりは『ちゃんとした声優を使うべきだ』という声も少なくないと思います。


『シナリオ』で魅せるゲームであれば専門の声優を使う方がいいと思うのですが、そのあたりはスクエニの開発人から一貫したスタイルによるものなのかな? と。声優を使えばソレは『普通』ですし、俳優を使えばライトユーザーにとっては『名のある俳優が声をあてている』という事で販促効果が考えられるからです。


また、声優と俳優では販促等の広告価値というのは全然違いますし、少なくともこういった場所にゲームが進出すれば、間違いなくゲームの社会的地位を高められる事には間違いありませんしね。


ただ、それによって過去に似たようなテイストのゲーム『カオスレギオン』と同じような失敗はして欲しくないものです。

このソフトも声優が一部俳優なワケですが、とある特定の俳優が全体のクオリティを下げるくらいのへボッぷりでした。アレなら私が声をあてたほうが全然マシと思うぐらいのひどさが実際ありました。(発売日も『真・三国無双3 』の翌週というイケてないものでした)。


実際、作品が面白ければそういった部分において、特に悪い部分がなければ、自然と受け入れられるのが人間の本質だと思います(だから、カオレギオンはゲームとしても微妙だった)ので、今回の声優起用を私は支持します。


ただ、発売されていないゲームなので、発売後に評価が一変してしまうかもしれません。


ちなみに、私は昔あったアニメ『赤ずきんチャチャ』のリーヤ役の香取慎吾のヘボ声優っぷりを受け入れられるタイプの人間で、声優には特にこだわりは持っていません。

アタリショック

日本のゲーム市場の縮小を語るには『アタリショック が起きている』という一言で充分でしょう。


じゃあ『アタリショック 』とはなんなのか? という事です。


かつてアメリカでは、かのファミコンの発売よりも早く発売され一大ムーヴメントを起こしたゲーム機がありました。それが『アタリVSS』です。

かのファミコンもこのゲーム機を参考にしていました。


このゲーム機もファミコンのように『ソフトを出せば売れる』という状態でした。

ただ、ファミコンソフトは『任天堂の工場でしか製造できなかった』のに対し、ソフトメーカーが自由に生産できた事により、ソフトが作り放題だったのです。


『出せば売れる』という状態という事もあり、それが粗製濫造に繋がり、つまらないゲームを買わされたユーザーがゲームを買わなくなるという急速なゲーム離れが進み、糸が切れたように突然アタリ社が倒産してしまいました。


このアタリショックはアタリ社だけではなく、ゲームを作るソフトメーカー、クリスマス商戦で大量にゲームソフトを仕入れた販売店が軒並み倒産していったという、アメリカ経済界における、1つの黒歴史でもあります。


ただ、このアタリショックの要因は『粗製濫造』が根底にあるのですが、ちゃんと面白いゲームを発売ししていたメーカーもありました。それでも、市場は、それを防ぐ事ができなかったのです。

たまごっちが、類似品の登場でその市場を潰されましたが、メーカーがそこまで倒産する事はありませんでした。それ程までの不幸でショッキングな出来事でした。


今の日本市場は幸い、良作が発売され続ける事によってアタリショックを免れていますが、市場は緩やかに減少している事は間違いありません。近年のショップの減少がそれを物語っていると思いますし、今では中古ショップでたいてい叩き売られてるPSソフトを見ることで『粗製濫造』があった事が確認できると思います。


PS2とPSPは未だに、子どもの遊べるゲームが少ない事が残念でなりません。

PSPの新作 【Hg】ハイドリウム

ソフトの詳細はコチラ


ハマる内容というのは分かりましたが、正直売れないでしょう。

そもそもシンプルなゲームを、あえて見にくくする色使いや、テンポの悪いハイスコア表示というのはダメです。ハマる要因をテンポの悪さが阻害しています。


そして、ゲームにはユーザーに合う表現が必要だと思います。

すでにシステムが出来上がったゲームでも、

『そのゲームに合った表現でゲーム性を高める』

事が重要です。何よりも、売れなければ評価すらされません。

面白いのに売れないというのは実に残念な事です。


『アドホックモード、マーキュリー、タスク』という聞き慣れない言葉もよくないです。

海外製のゲームなのでそういう表現は仕方ない事ですが、いくらなんでも日本を意識していない事が伺えます。ハードメーカーのSCEが、日本市場を意識しないソフトを発売するというのは私的にちと許せません。


相変わらず『販売店が仕入れてくれれば損はしない』という業界の仕組みが、このゲームを改良しない意識に繋がっていると思います。もし、SCEがこのゲームをもう少し、日本向けにカスタマイズして売ってくれれば、このソフトへの認識は充分に変わる事でしょう。いくらなんでも、これではゲーム内容が分かる人にしか買わないゲームにとどまってしまいます。


結局の所、そういうものは駄作と言われるゲームであり、ゲームユーザーが市場を離れる要因にもつながります。かつての『アタリショック』というのはそういうものでした。


今のSCEにはメーカー主体で魅力ある新作ゲームがリリースできない事は一目瞭然ですが、多くのPSPユーザーのために、ハードメーカーが率先して『売れる良作』を発売する事は大事だと思います。


任天堂がリリースした『ザ・タワー』と『DSトレーニング』を挙げれば、ハードメーカーが率先して『良作』をリリースしている事が分かると思います。PSPにはもう少しがんばって欲しいです。

ゲームソフトの価値が下がる

PS2ソフトの廉価版の発売 に関して。

今回は全10タイトルの発表がありました。


PlayStation 2 the Best』の名を冠したソフトに新たにコーエーとコナミのソフトが加わっています。

両社は独自の流通網を持っていて独自のタイミングで廉価版を発売するのですが、近年の廉価版を発売しすぎることによる弊害、『新作ソフトの価値が下がる』という事に関して、業界がかなり敏感になっている事が伺えます。


何はともあれ、SCEのゲームの売り方は上手なわけですし、各メーカー同士の協力が今のPS2には重要だと思います。

また、SCEが廉価版をきっちり『the Best』で統一してくれれば、販売店にとっても販促がしやすくなります。

ただ、どうしても『the Best』の名を関するにふさわしくないゲームがあります。

バンダイの『ウルトラマン』です。


正直、これは売れなかったゲームです。

販売店や二次流通にはいまだに多くの在庫が残り、供給曲線と需要曲線の交わる市場価格は新品が『1980円』程度のゲームです。


当然、今回の再発売によって市場在庫は供給過多になるので、、これはソフトの価値が結局下がる事につながり、そのソフトを買ったユーザーの財産価値を低下させるものでもあります。


遊びたいゲームが安くなって遊べる事はユーザーにとって非常によい事ですが、ゲームの価値が下がれば、当然のように新作も売れなくなりますので、廉価版の発売もまたまだ特定のタイトルに絞っていく必要があるでしょう。


コナミの三段階発売はやりすぎだと思いますしね。

思い出した事

まずはこちらのページ より。


ベルウィックサーガ が販売本数で1位です。

仮にもファイアーエムブレムが好きな人たちが、大元をパクッて作ったゲームですからこの程度は売れてくれないと、任天堂としても迷惑です。


しかしながら、ページ下段の方のコメントを見てみると店頭消化率が55%とかなり芳しくありません。

単純に国内の販売店だけで10万本の本数が残っているという事です。

再来週には新品が5000円を切りそうな気がしないでもないです。


これは、それだけ一ヶ月前に発売された本家 から二匹目のドジョウが取れなかったという事でしょう。

ま、当然でしょうね。

せめて、たくさんの人に遊んでもらうためには、本家のテイストを多くの人が再び味わいたくなるようになってしまうぐらいの時間が経ってから…それこそ発売を一年先延ばしにしてしまうぐらいの決断が必要だったかなと。


そして、このソフトで思い出した事があります。

過去にエンターブレインが任天堂に訴えられたことを。


それは前回のティアリングサーガでの発売前から起こります。

まず、週刊ファミ通に第一報が乗った時の事。

『ゲーム開発:インテリジェントシステムズ』となっていました。

…いくら、なんでもエンターブレインからの発売でそれはないでしょう。

ちなみに、タイトルは『エンブレムサーが(仮)』です。パクリもやり過ぎですね。


第二報はゲーム開発の部分が

『プロデューサー:加賀昭三』となっています。

実際は、インテリジェントシステムズを退社し、加賀さんはティルノーグという開発会社を立ち上げ、そこでこのゲームを開発したというわけですね。


その後、タイトルは『ティアリングサーガ』とファイアーエムブレムと程遠いタイトルにはなりましたが。

内容があまりにも酷似していた事や、エンターブレインは本家 があっての販売プロモーションをしていたので、見事に著作権侵害とみなされ、7500万円に上る賠償金を支払わされたワケです。

これによって、ティアリングサーガはベスト版等の廉価版が発売されず、再販が許されない状態なのですが、中古屋で980円で売っているのをよく見かけますので、本家SFCソフトの中古が1980円を超える状態で並んでいるのを見かけると、無駄にソフトの価値を下げる事を任天堂が防いでくれたと言えます。

ソースはこちら


ソースの被告人Aというのは、加賀さんの事です。

この方は、ファイアーエムブレムの生みの親として認識している方も多くいますが、ゲームデザインを担当したのが加賀さんであって、プロデューサーは『横井軍平』さんです。

他にもキャラ絵を担当したデザイナーさんや制作に関わった方達は多数いて、それらがうまくかみ合っての『エムブレム』なのですから、私は加賀さんが生みの親として大きく取り上げられるのは好きではありません。また、商用ゲームの著作権が個人を持つとは到底考えられません。


また、私の中では横井軍平さんがいたからこそ、絶妙なゲームバランスのファイアーエムブレムは生まれたと思っています。この方は、かのマジックハンドやゲームボーイを世に送り出した方です。残念ながら、交通事故で故人となってしまわれています。

私の中では、この方が亡くなってしまったので『紋章の謎』の正統の続編は作られなくなったのではとの解釈もあります。トラキア776では、横井さんはすでに亡くなっているにも関わらず、『プロデューサー:横井軍平』と表示されているのは、それだけスタッフが、この人を尊敬している表れなのだと思いました。


さて、ま、そんな話は置いといて、そんなこんなで、過去にエンターブレインは過失を起こしてしまったワケですが、今回もソフトそのものの『ブランド価値』を低下させるような『作りすぎ』があるようです。

このメーカーのゲーム販売力というのはまだまだのようですね。


正直な事を言うと、私もベルウィックサーは自分もやりたいのですが、ゲーマーとしての幅が広がるのかどうかが疑問で、ナムコ クロス カプコン の方を遊びたくもあります。

そっちはそっちで、アニメーションシーンを全て見れば『クリアはどうでもいい』っぽいゲームなので、実際にやる気は出ませんが。


ただ、ランキングをよく見たら『大人のDSトレーニング 』がよく売れている(新作の半熟ヒーローよりも売れている!?)ので、こちらをずっとやろうと思います。

神奈川県がグランドセフトオートⅢを有害図書と指定

昨日のニュース です。

たちまち、まだ詰問されただけで、正式に指定されたわけではありません。

ただ、今後正式に指定される事は間違いないようです。


詰問時には残念な事に私が思っていたような反論できる専門家のいない状況で決められた事なので、結局は役人の判断によってたいした議論なく決められてしまったようなものです。

しかしながら、それだけゲームが与える影響力の強さというものを一般的には世の中は認識してはいるということです。ただ、その認識の向かうベクトルがずれているような気がしますが。


さて、私が気になるのは、海外ではすでに発売されてる『4』が今後、日本で発売されるのかどうかです。

ただ、カプコンが『4』の日本での販売権を得ていたらすでに発売していた事でしょうから、販売権が確定してるようではないようです。


もしかしたら、米国開発元のRockstar Games社がそのまま日本市場に参入してくれればいいですけどね。

もちろん、その時は18禁で発売して、今の家庭用ゲーム市場に『18禁』というジャンルを生み出してくれれば、PS2の寿命がもっと延びると思います。


思えば、PS2が来年発売のPS3でその役目を終えてしまうと、家庭用ゲームで『市場を占有しながら、最も寿命の短いハード』になってしまうので、そんな汚点を作って欲しくないですね。


もし、このまま20年後のゲーム市場を見据え、その時に過去を振り返れば、間違いなくPS2は市場を衰退させたハードである事には間違いないのですから。