PSPは話になんない | テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき

PSPは話になんない

12日に発売するPSPは一般受けはいいのですが、商売として全く話にならない状態です。

まず、入荷台数。
ニンテンドーDSが初日に30台入ってきたのに対して、PSPはバリューパックを含めて6台。内訳は単体が2台のバリューパックが4台。すでに、ヤフオクではバリューパックが3万円で売られている始末。
その6台に対して入荷するゲームソフトの本数はなんと30本。ゲームソフトの発注は本体とは別の発注であり、しかも本体より先に初回注文をしなければならなかったので仕方が無いといえばそれまでだが、こうまでSCEの出荷台数が少ないとは思わなかった。

なにやら、発売日に20万台を出荷すると言っているが問屋筋の話では発売日に1台も入荷しない(分配できない)店もあるらしく、どうやら実数は15万台程度らしいという話。ふざけるなである。
しかも、こういう状態になれば『たちまち本体だけは買っておこう』というお客さんも当然のように出てくるのでゲームソフトがほとんで売れない…可能性として全く売れないかもしれないことも考えられる。

先日、ニンテンドーDSが本体1に対してソフトが1と書いたがPSPは本体1に対してソフトが0.7ぐらいなのが現状の状態だ。少なくとも25本のゲームが店の負債として売れ残るのである。
問題はこれだけではなく、発売後の次回入荷についてだが、これが全くの未定。
そして、SCEは年内の出荷台数の予定数を全くだしておらず『できるだけお客様の手元にお届けできるように万全の体制で臨みます』との事のみ。
実数が出ないので販売店としてお客様に今後の予定を伝えようがないのだ。

正直、私はPSPの国内成功ラインは来年度内に200万台とみているのだがしばらくは本体そのものがないので微妙な所になってきたと思っている。結局は映像ソフトのFF7アドベントチルドレンが出るまでは様子見になるのが一番なのかもしれない。

あとPSPには疑問点があるのだが、バリューパックの出荷台数が全体の半分以上となっているので、単体では単価を200円ほど下回ってるいるように思う。
バリューパックを売ることでソニーは+2000円程度の利益が出るようになっているのだろうなと。
確か、原価割れして売ることは独禁法に抵触する恐れがあるのでは?
それならそれで、発売日が少しでも延びてちゃんとした台数を出荷して欲しいものだ。