テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき -44ページ目

ドラツグオンドラグーン2の近況

早速ナンですが、ドラッグオンドラグーン2はコケました。

前作の実際遊んだ人の評価がやはり良くない事がダメなんでしょう。

なんだかなぁ。


まぁ、実際に発売されて

『自分が遊ぶか?』

という質問をされたら、

『やらない』

と答えてしまうので、やはり魅力の弱いゲームなんでしょうね。


要するに、市場としては必要なソフトだがユーザーには求められてないゲームという事で。


実際にコケたと言っても最初から入荷数が少ないので充分になくなりそうですが。

まぁ、売り切れてもミンストレルソングとは違って、すぐに追加入荷が可能な程度、問屋筋には在庫があるんでどうにでもなりますが。

ただ、その問屋在庫がどれくらいあるかによって今後の値下げで香ばしそうな臭いが漂ってます。

三国志がDSで発売

とりあえず、コチラの記事 より。

画面写真が小さいせいかDSでも画像がやけに綺麗に見えているような気がします。


ゲームベースはSFCで発売された『三国志Ⅲ』だそうでやや古臭いかもしれませんが、シリーズの中でも丁度いいバランスとプレイ時間なので携帯向きなのかもしれません。

また、私の中ではこの『Ⅲ』がシリーズの中で一番エポックメイキング的な位置づけにあり、当時はまだゲームショップに入り浸る少年でしたが、そのお客さんの目から見ても良く売れていたイメージがあります。


そして、この画面がDS独特の操作感でプレイできると実に快適だという事が伺えます。

カーソルの移動で十字キーを押す事がなければ左の親指が痛くなる事がありませんからね。


ま、そんな事は置いといて、私が気になるのは処理速度。

ゲームテンポという目に見えない部分がどうなるかが気になります。

この部分は『一生付き合えるゲーム』としての最低条件だったりしますが、

PS2ゲームにはこの辺りがどうも蔑ろにされている様な気がします。


あと、三国志シリーズとして問題なのが価格ですね。

三国志シリーズでいつもネックになるのはその定価の高さ。


ずっと遊べるゲームという事を考えればやや高くてもユーザーにとって、コストパフォーマンスはかなり安い部類でしょう。

また、そのゲーム性故か新品が長い時間をかけて売れ続ける傾向があります。


ただ、GBAの『信長の野望』はその定価の高さからたいして売れず、予想以上に生産が続かなかったゲームです。

一応、その生産数の少なさからレアソフトになってしまい、その手のゲーム好きには自分のステータスを示すような位置づけのゲームになってしまいましたが、メーカーからすれば失敗には変わりないでしょう。


ただ、DSは購入年齢層がGBAのように偏っていないですし、

案外、大人の購入が多いのでやや高くても大丈夫かなと?


でも、6800円はキツイでしょうね。現実的には6200円の定価がベストかなと。

ただ、6800円だと販売店の努力次第でDSソフトはどうにかなりそうな気もします。

今週のランキング

とりあえずファミ通の販売ランキング
電撃より一週間違いますが、見事にランキングの逆転が起きています。
DSトレーニング 』は品薄状態になってしまった事実もあるので、仕方のない事ですが、残念です。
名実ともに1位になって欲しかったですね。

ただ、売れている事実はしっかりとありますし、
今週末には20万本の出荷本数になるようで、今週中には品薄状態も解消されるようです。
時間をかけながらもしっかりと売れているというのが今のDSですね。

それに比べてPSPは…
某アドベントチルドレンの詳細が伝わってくるにつれて、
『買った奴に借りて見よう』と思ってしまったりもします。
どうせ映像ソフトだし、私は1回見れればOKなんで。

とりあえず、面白いゲームの発売と本体内部構造の改良とバッテリーを強化した本体の発売を希望します。
実は新しい型番が夏頃には出るだろうと思って、私はPSPは買っていません。
国内には案外新しい型番の発売を待っているユーザーは結構いると思うんだがなぁ。
特に、バッテリーが強化されれば私的に単品の値段はもう少し上がってもいいんだが。

やや脱線しましたが、話は電撃のランキング へと。
メタルサーガ』と『喧嘩番長』の発売によってPS2がやや盛り返しました。サッカーライフもいい動きです。
しかしながら、1位と2位が全国で6.3万本と4.2万本というのは実に寂しい本数です。
正直な所、当店での販売実績から言うとそれまで15万&8万本クラスの売れ行きなので、
全国的にかなりゲーム市場が縮小しているのが伺えます。

ただし、それらのゲームはどれも『一年戦争』によるアンリミテッドサガ級のショック時に初回発注しなければならなかったので、どれも抑え気味になってしまうものです。
逆に、『DSトレーニング』と『犬』の好調により、最近初回発注をすませた7月最終週~8月初週あたりに発売するゲームは強気に入荷させる店が多いような気がします。
どの販売店も地に足のついた発注をするのが一番大事だと思いますよ。

今度は大阪府

グランドセフトオートⅢの規制に関する動きです。

大阪府では寝屋川小学校事件 があったので当然の動きといえば当然ですが、

どうも議論というのがないがしろにされているような気がするのは残念です。


ちなみに、こんな記事 もあります。


またこういった議論 もありますし、テレビゲームの問題というのは別の部分もあると思いますよ。


私が気になるのは一人用のゲームばかりで遊んでいるお客さんが来店した時、

どうも内気な人と喝舌が悪い人が多いというのを感じます。

それは会話をこなさない事による、対人関係のコミニュケーション経験のなさなのではないかと。

また、喝舌の悪さが、より一層コミニュケーションの妨げになるのではないかと。


しかしながら科学的根拠などありませんから、私の勘違いかも知れません。

単に感情の表現が苦手な人ばかりなのかもしれません。

ただ、もしそうであればそういった部分の方が深刻な問題なのですがね。


何はともあれ、あの作品だけを規制するのはおかしな話です。

ちみなに、米で出されていた規制法案の裁判は『言論の妨げとなる恐れがあり』との事で、


反対6 賛成3


という結果で却下されたそうです。

『アメリカでも規制の動きが広がっている』とかいう新聞記事を今後見た時、

その記事は信用しない方がいいですよ。 

ちょっとだけ18禁

なんとなく気になるコラム を発見した。

多分、これを書いている人はギャルゲーが好きなんだろうなと。


まぁなんというか、エロゲーもいろいろある。

かつてはあのエニックスや光栄だってアダルトゲームを作っていたのだし、

エニックスに至ってはロリゲー である。


こんな事を語っていると自分の年齢を疑いたくもなるが、れっきとした25歳…いや、これを書いているのは21日だから…26歳になりました。


ちなみに、ぷよぷよという名作を生み出しながらも、すでに亡きコンパイルは「もものきはうす」というブランドでエロゲー作ってました。

ゲームの特典で思う事

大手量販店が新作ゲームの発売時にテレカ等の独自の特典をつけるのが珍しくなくなった。
その特典のコストというのもそこそこするのだろうが、その仕組みを知った時はなかなかよくできているなと感心したものだ。


ただ、あくまでも1タイトルあたりのゲームを100本単位で入荷させる事が可能だからできる事だ。
ドラクエになると1日で5000本以上を売ってしまう店があるのだから、まさに東京の店舗は量販店という名が相応しい。


さて、その前にゲームの売値というのも地方でややばらつきがある。
私のいる地方であれば、売値は税抜定価6800円のゲームは5980円(税抜)で売るのが主流だ。
全国でもかなりのレベルで安い地域だとは思っている。

ただ、この値段で売ってしまえばメーカーにもよるが利益は500円ぐらいしかない物もある。
もともと定価で売って1本辺り1500円以上の利益を出す品物なので当然ながら新品ではやっていく事ができない。
そのために中古というのがある。
中古だと1本辺り1000円から物によっては4000円程度の粗利を出す事ができるからだ。


さて、話を特典の仕組みに戻そう。
特典付きで売る場合は基本的に定価、または売値の+1000円が主流である。
ここに特典テレカをつけた場合、1本辺りのコストは【50度数のテレカ+原稿量÷制作枚数】で計算するわけだがそのコストは550円~600円程度におちつくのだ。


なるほど!
特典付きが+1000円なので、それを売る事によって1本辺りの利益が400円程度増加するわけだ。
なかなか上手な商売手法である。
しかも、市場の特異性から特典付きを欲しがる人は多い。
更に、独自に特典をつける事によって店独自の通販が地方からの需要を掘り起こす事にも繋がったのだからたいしたものである。
したがって、今日(こんにち)のような特典付が当たり前になったというわけだ。


面白い事はその特典テレカがヤフーオークションでだいたい1200円~3000円の間で推移する事だろう。
ヤフオク等で特典を売る手段を持っている者は、手間はかかるが結果的に安くゲームを買えているという事実だ。

中には5000円を超えるテレカまで出てきてしまうのだからこの世界のユーザーは実にディープであると言えるし、このサービスがユーザーに対してとても貢献度の高いものであるというのも伺える。


まぁ、私の地域だとテレカは欲しがる物がいないので実に冷めた地域だ。

これはただ単にオタクの少ない店と言う事だが。


こうして、販売店が独自の販売努力をできるようになってくると、さすがにメーカー側はもう特典をつける必要がないのではとも思ってしまう。
今のメーカーには特典よりもゲームそのものクオリティをあげて欲しいとも思う。
とりあえず、新しいジャンルのゲームが開拓して欲しいものだ。

新しいサービスを生み出す

今の時代、販売店が独自の特典を付けるというのは当たり前になっている。
とはいえ、それは大手量販店の話でラオックス、ソフマップ、メッセサンオー、ヨドバシカメラといった大都市にしかない店舗での事だ。
地方のゲームショップだとコストが掛かりすぎて独自の特典を付ける事はできない。

ただ、インターネットの普及に伴い通販の世界も大きく進み、今では送料無料というのも珍しくなくなった。
地方で特典が欲しい人は通販を利用するようになっている。
地方の店舗もそれなりの販促努力をしなければ、日本のゲーム業界にとって厳しいこの時代を生き抜く事はできないだろう。 しかし、独自の特典をつける余裕はない。

そんな袋小路にはまっている思考の販売店はゲーム以外のものを扱い始めて、ゲームショップではなくなってしまうのがオチになるのだろう。
実際、そのあたりは発想1つでどうにでもなったりするものだ。

例えば、任天堂製品にはクラブニンテンドーというシリアルナンバーが同梱されている。
そのナンバーをインターネットを利用して登録すると、ポイントが貯まる物だ。
そのポイントを貯めればゲームキューブのコントローラーやメモリーカード、

非売品のテレビゲームゼルダコレクション

が手に入ったわけだ。
今やヤフーオークション(以下、ヤフオク)でそのゲームの価値は一万円を超える。時には二万円を超える時すらある。

ちなみに、私も個人で3本持っている。

言ってしまえば、そのシリアルナンバーは価値あるナンバーでありお金で換算する事も可能で、実際にヤフオクで取引もされている。

そのシリアルナンバーはインターネットへの接続がないと全く意味のないものだ。
さて、ここでそのナンバーを店が買い取ったらどうだろうと。
地方であればあるほどインターネットの普及率というのは低い。
そのナンバーをお客さんから提供してもらう事で新品の販売額をさらに値引きする。

ゲームソフトにもよるが、それによって登録できるポイント数に応じて値引きをする。
だいたい50円~300円だが、こういった独自のサービスを生み出すだけで子供とお母さんのお客さんが当店では増えた。
実際に子供にはゲームと交換できるポイントが貯まるぐらいにゲームを買えるワケではないし、それはお母さんにとっても同じ事。
そこまでゲームを子供に買い与える事はないのだ。

更に、そのポイントを店で登録する。
自然とシリアルナンバーが集まる店なので、当然ポイントの貯まりは早い。
おかげでゼルダコレクションを1年半前の事だが当店では12本仕入れる事ができた。
当初は一本辺り8000円で売っていたものだ。
当然、中古の扱いもしているので買い取りもしている。
買取額はヤフオクの流通額を都度チェックしながら、絶対に別に地域へといってしまわない様な高額値段設定にしている。
しかも、地方の店舗というのはその地域のお客さんが固まりやすい。
おかげで、今でも当店ではその商品が中古で帰ってくる。
ついでに言ってしまえば、近くの別の店では買取不可というのが当店としても運のいい事だった。

正直言おう。
中古での利益は一本辺り3000円~4000円程度になるようにしている。
しかし、のべ販売本数はすでに54本となった。
少なくとも25万円の粗利益は出ている。たった一本のゲームだが、この1年半までの間に店員一人分と大学生アルバイト一人分の月給を稼ぎ出した。
一本辺りの新品の売上は減ったのかもしれないが、それ以上に地域のお客さんの獲得に成功した事の方が大きい。

任天堂的にはアレな内容かもしれない。
しかし、たった一つのサービスを生み出しただで、テレビゲームの扱いという本業から離れずとも業績を上向かせる努力はできる。
大手量販店のように独自の特典はつけられないが、少し工夫するだけで地方もそれなりにやっていける事はたくさんある。

レンタルビデオショップとテレビゲームショップ

一時期たくさんあったテレビゲームの小売店が今ではかなり少なくなりました。

そして、レンタルビデオショップでテレビゲームの扱いを増やしたお店が増えたのも実感します。


ゲームファンの方にはビデオショップがゲームの扱いをするのが気に食わないという方もいると思います。

ただ、そんなレンタルビデオショップも結構時代の波に押されていたりします。


時代の波とはインターネットでの映像配信です。

今ではタダで無修正の画像が見られることから、レンタルでAVを借りている人が減っているんだとか。


あと、劇場へ映画を見に行く人が増えた事と、Win○y(私は通称『お兄ちゃん』と読んでいます)でアニメや音楽もダウンロードし放題な状況ですから、確実にレンタルを利用しようとする人が減っているんだそうで。


DVD販売という、ビデオとは比べ物にならない商売も市場もできましたが、レンタルと違って売れ残り時のリスクを抱えなければならず、あと二、三年経てば体力のないビデオショップは軒並み潰れるらしいです。


ゲームショップも大変ですが、ビデオショップも大変なんだなぁと。

つくづくインターネットの凄さを思い知らされます。


さて、そのインターネットを利用してのサービスを任天堂が次世代機『レボリューション』で本格的に始めようとしています。

まずは専用のネットワークの構築のために全国で1000ヶ所にも及ぶアクセスポイントを設置するようです。


もし、これがうまく行けば、無線LAN内臓のレボリューション本体を買うだけで、いつでも専用のネットワークに接続できるようになるらしいです。


現在、インターネットへの接続にどうしても必要であるLANの設置やケーブル等の接続が必要ないと言う事は普通に衝撃的です。


もし、それで普通にネットサーフィンできるようになれば、既存のISP(インターネットサービスプロバイダ)に契約する必要もなくなりますから、そういった所が潰れるかもしれませんね。


何はともあれ、未だにコントローラーの仕様が未発表のままのレボリューションが気になります。

販売本数で『大人のDSトレーニング』が1位

画像がなく長文のブログですが付き合って頂いている方、誠にありがとうございます。


まずはコチラのページ より、脳を鍛え…(以下略) が販売本数でトップとなりました。

リンク先のコメントより、販売本数は3万本とたいした事ないですが、それでもトップに立ったという事をうれしく思います。アマゾンでの販売ランキングでも1位になっていましたよ。

残念な事は、他にそれだけ魅力のあるゲームがなかったという事になるのかなぁと。


そんな感じで、2位はベルウィックサーガとなっていますが販売本数は2.8万本でした。

先週のコメントでは店頭消化率が55%とありましたので、少なくとも全国で5万本の在庫が残っていはいるだろうし、販売元のエンターブレインが在庫を抱えているのならば、その本数はもっと増える事になるでしょう。

もしかしたら、来週あたりにでもソフマップが突然の値下げを行うかもしれません。


そういった情報を踏まえてコチラのページ を見ていただけると興味深い事が書いてあります。


こちらでは店頭消化率が『7割を超え…』と、およそ15%の差があります。

まぁコレはそれぞれのマーケティング能力の差と大人の事情によるものなので、こういった事は別に珍しくありません。


これは、テレビの情報と同じようにテレビゲームの情報も操作されているということです。

今回はそういった部分がとても分かりやすいのではないかと。


また、深読みするのであれば、今回のトップと2位の差は0.2万本と言う事に気付きましたでしょうか?


2位のゲームの販売元のエンターブレインはファミ通の会社でもあるので大人の事情で、次に発表される位置が、今回とは逆転するかもしれません。


一応、総出荷本数は2位のゲームの方が断然に多いのでこれは充分に起こりえる事ですけどね。


ただ、ファミ通調べは販売本数もしっかり書いているので、そのあたりで作為的であるかどうかを見る目を養う事もできます。気になる方は次の発表日である金曜日を楽しみにしているといいでしょう。


とりあえず、『半熟英雄4』と『ベルウィックサーガ』の在庫を抱えている販売店さんはがんばって下さい。

当店では幸い、両方とも順調なので。

販売店的思い出(アンリミテッドサガ)

ロマンシング サガ ミンストレルソング が良く売れました。

発売から一ヶ月が経ち、中古の在庫もだんだんと増えてきていますが今でも新品が売れていくぐらいに好調です。

初週の販売本数は15本程度でありながら、すでに40万本を超え、50万本に迫ろうかという勢いです。


さて、ロマサガの話題が来ると販売店としてどうしても前作の思い出を語りたくなります。

当時のスクエニと問屋、多くの販売店が年末商戦という事で売れるだろうと思ってとんでもない本数を作ったことや、当時の私のお店に問屋が直接『仕入れてくれと』頭を下げて涙を流しながら頼み込んできた事が今でも昨日の事のように思い出せます。


とりあえずコチラ。

私のお店はかなりの少数派と言える位、アンリミテッドサガの仕入れ本数が少なかったお店でした。

しかし、問屋が


『これでは正月を迎えられない』


と、発売2日前に直接在庫を持って販売店に来たのを覚えています。

当時、そのソフトの仕入れ本数だけが他店との割合で見ると1:4と、かなり少なかったという事らしく、問屋も毎回それなりの本数を仕入れていた当店がそこまで発注本数が少なくなる事を予想していなかったんだと。


確かに初回発注は非常に少なかったです。

ゲーム内容がTRPGのシステムをそのままテレビゲームにしたような感じ。

しかし、多人数と遊ぶから面白いTRPGを一人でやっても面白くもないですから、いくらサガでも『絶対に動きが鈍い』と感じていた訳です。それにTRPGはダイスロールという判定があり、決して毎回同じ結果が出るものではないので、ゲームとして絶対に難しくなると思ってはいたんですよ。


そもそも、その前のサガ・フロンティア2の時からサガの販売出足は鈍くなっていたの感じていたので、私は追加発注で間に合うと思っていたんですね。

問屋が店に来た時は他の店が哀れで仕方ありませんでした。


結局の所、かなり足元を見て当初の3倍の本数を仕入れる事になりましたが、ちゃんとした価格で売れたのは当初の本数のみ。

もし、この業界に回収制度があれば、56万本の販売本数を一応記録したそのソフトは、実際には20万本程度に落ち着いていたとのではなかろうかと。

当然ながら、アンリミテッドサガの新品の売上は赤字でした。


そのソフトの思い出はそれだけではなく、

入荷即販売というスタイルの当店ではお客さんが発売日前日に買うのは当たり前なんですよ。

で、発売日にもなっていないのに、買取で持ってこられたんですね。しかも複数の人が。

分かってはいたけど『ああ、もうコレだめだなぁと』その時はハッキリと確信しましたねぇ。


しかしながら、

近くのライバル店が 中古4680円 買取300円

という状態を続けたのと、年末商戦という事もあり、


当店の 中古2980~3480円 買取1000円

の状態でかなりのソフト数が回転し、ソフト自体では黒字となりました。


正月後にそのお店に運び、店頭に並んでいる中古の在庫数が40本あるのに対し、

当店の中古在庫が8本程度だった時は正直、その在庫が羨ましいと思いもしました。

結局、年明け後には、新品の仕入れ価格が1500円~2300円の状態で各問屋にあり、

二月には1000円になっていたので中古在庫も品切れする事がなく、そんな思いは杞憂に終りました。


その頃なると、そのお店が買取拒否をしていたので当店で愚痴を吐くお客さんを結構いらっしゃいました。

まぁ、あれだけの本数があって、動かないのならば逆に値段を下げられなくなるという状態にハマってしまったんだろうなぁと、仕方なくとも思いますが。


さて、そんな前作ですが私も980円の頃に買いました。

で、やってみたらその難易度に参りました。私が知る限り、PS2でもっとも『ポピュラーで最高難度』のゲームかと思います。このゲームをクリアできた方は他の難しいゲームもクリアできると思います。

何よりも『根気』のゲームでした。

あまりにも作業的なプレイになるので、私はこのゲームのためにブロードバンドアダプターを買って、少しでも読み込み時の時間ロスを減らしました。

とりあえず、クソゲーである事には間違いありません。


56万本の販売本数がありますが、いまだに新品を多く見かけます。

一体、スクゥエアは何本作ったのかが気になります。


ま、そんな感じでロマサガは正直『死んだ』と思っていたのですよ。

幸い、ミンストレルソングで名誉回復を果たせたのは良かったのではないかと。

ですが、私の中でサガシリーズは『魔界塔士 Sa・Ga』が一番評価高いです。なんてたってチェンソー(笑)。