東方の国のお話 | テレビゲームのソムリエになりたい - yzxのつぶやき

東方の国のお話

毎年、この時期になると東方のある国では
家の煙突をとおって
「悪い子はいねぇがぁっー!!」
と叫びながら、きりたんぽを投げてくる赤鬼が出てくるという。

各家庭では、その鬼が担いでる宝を奪うため
赤鬼好物の「鶏の丸焼き」や「生洋菓子」などの気を轢き易いトラップを用意周到に設置して待ち受け、

いまかいまかと待ち受けているという。

もし、この赤鬼が出現した家が早寝している良い子の家だと
その赤鬼は何もせずに、宝だけを置いて去っていくというので、別名・宝鬼と名づけられ、

その国のキリストの墓はそれを本来奉っていたのではないかという話もある。

この宝鬼、何もしなければそれだけでお宝がもらえるワケだが、

たまに気まぐれで、逆に何かを取っていくこともあって、

その国の人は前述したようなトラップを用意するのである。

(ただし、宝鬼が何かを盗っていくという目撃例は報告されていない。

 「赤い服を来ただけの摸造犯ではないか」という説が学会においては主流である)

中には、この赤鬼が投げつけてくる「きりたんぽ」は

その国の極一部においての厳しい冬を乗り越えるための貴重な栄養源とされ、

対赤鬼用最終訣戰人型ロボット「なまはげ」が作られ、

それが、その国のロボット産業が最先端を行く理由を担っていることはあまり知られていない。

しかし、このロボットの投入によって、その地域に置いて現れる赤鬼は近年非常に少なくなってきており、

毎年これを一過性のお祭として楽しみにしている子供達に向けて、

その地域に置いては一家の大黒柱が子供達に豆をぶつけられる鬼役を買って出るという

新たな風習が流行の兆しを見せているという。

また、南方のほうでは、靴下を大きいサイズから小さいサイズへと3個から4個ほど並べて、

庭先に出しておくと宝鬼が出現しやすいと言い伝えられているが、

その場合は俗に「マゴイ」と呼ばれる靴下に荷物を入れられ、家の中には入ってこないという。

これには、面白い口伝があり、入れられた宝を五月あたりに奉ると、その家の子供はすくすく育つという。


尚、宝鬼の宝については、毎年ある程度の傾向が現れ

近年では「ニンテンドーDSi」や「Wii」などの電子精密機械が多く、子供にいつも喜ばれている。

一部では、この宝鬼については京都にある"とある会社"がその正体なのではないかと噂されていたりもするが

それは噂の域を出ない。

なんでいつも子供の好きなモノばかりが的確にリサーチできるんだ!?
という疑問もあるが、これは以下の証言が参考になるのではないだろうか?

「宝鬼は生活をみつめるライオンに乗って去っていった」

なるほど。
毎年そうやって、一人一人の宝鬼がリサーチをしている姿は想像するだけで微笑ましいものだ。

この赤鬼に向けて葉書を出すと、たまに洗剤や、歯ブラシ・歯磨き粉などの生活用品が送りられてくることもあり

(このプレゼントについては、通年やっているというのだから、なんともうやましい話だ)

生活を見つめるライオンにまたがってやってくることは間違いないらしい。